資源分別ガイドブックが新しくなりました!

「令和2年度版資源分別ガイドブック」は表紙の「?」の建物が目印です。

こちらは昨年4月にリニューアルオープンした「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」を上空からドローンで撮影したものです。

いまの上勝町がまるっとつまった1冊になっているので、ぜひご一読お願いいたします!

町民のみなさまには4月広報とともに配布いたしました。

▼ ガイドブックの無料ダウンロードはこちら ▼

印刷したものをインデックスで切り取ると冊子になります。

令和2年度版上勝町資源分別ガイドブック | 上勝町 (kamikatsu.jp)

▼ 冊子がほしい方がこちら ▼

町外在住で冊子をご要望の方は企画環境課までお問合せください。

   1冊400円(税/送料込)

※環境教育の普及に資するため、高校生までの学生と教師等学校関係者については無償で提供いたします。(数に限りがあるため、学生個人については1人1冊、授業で使うなどクラス単位については指導者の人数分までとさせていただきます。)

▼ 完成までのあれこれ ▼

\ 「あとここだけ…」と困らせてしまった校正 /

 今回、制作をお願いしたのは、徳島県阿南市にある鳥海印刷㈲さん。度重なる要望にもこたえていただき本当にお世話になりました。ひととおり、目を通したつもりでも、見逃していることがあり、校正の度に「あとここだけ…」と言いつつ何度も修正をお願いして困らせてしまいました。

\ おばあちゃんと食べたじゃが〇こ /

 まずはごみの写真収集からスタート。ゴミステーションで揃うだろうと高を括っていましたが、業者が引き取りに来たあとだったのでわりと不作。ほしいごみがいつ持ち込まれるかわからないので、どうしようかな~と迷ったすえにおじいちゃんの家で調達することにしました。おじいちゃんの家ってなんでもある気がするのは私だけじゃないはず。

 まだ使っているものをごみ扱いするのは気が引けましたが、事情を説明していろいろと引っ張り出してきてもらいました。農機具やちゃんちゃんこ、P13「裏が銀色の紙カップ」はおばあちゃんと「「じゃが〇こ」をおいしくいだいてゲットしたり、P14の「布団の出し方」のために、毛布をかき集めて袋に入れてまた戻したり、ほかにもいろいろと撮影させてもらいました。

\ 粗大コンテナの中は要注意 /

 P22の「塩ビパイプ」や「雨どい」の写真は、焼却コンテナ(粗大)のなかにあったものを取り出して撮影しました。コンテナの下のほうにあって届かなかったので、現場のスタッフの方に取り出しをお願いすることにしたのですが、「危ないので今回だけにして」とクギをさされてしまいました。破損した塩ビパイプなどを踏んでしまうと、靴底を貫通して怪我をする可能性があるそうで(木材や金属の粗大コンテナも同じ)、できるだけコンテナの中には入りたくないとのこと。

 しかし、だんだんとごみが積みあがってくるので、もっと入るように整理したり、間違ったごみが入っていないかチェックするために入らなければいけないこともあり、そのときは細心の注意をはらって作業しているとのことでした。

粗大(塩ビ製品・ゴム製品)
粗大(金属)

\ インデックスの変更は大変です /

 ガイドブックのこだわりでもあるインデックス。一目でページ概要がわかるとっても便利な仕組みなわけですが、ページの変更となるとレイアウトの幅などをやりなおす必要があり、大変な作業になるようです。そう聞いたものの校正を見て、やっぱり「上勝町のごみ出し基本ルール」の内容はQ&Aに入れるより別ページ前にもってきたほうがいいかなとか、「ゼロ・ウェイストはなぜ必要か」は最初にあたほうがいい気もするけど情報量が多いページは興味のある人が時間のあるときに読んでもらえるように後半にまとめたほうがいいかとか、校正をみてから感じる違和感があって…。

 何度も修正をお願いするのは心苦しかったですが、取材に協力してくれた方からも、「良い一冊になるといいね」と声をかけてもらったこともあり、最後までこだわらせていただきました。

\ 「私でよかったら」に助けられた取材 /

 P40以降は町内への取材がメインの記事になっています。町民の方や事業所の方に協力をお願い、暮らしの中やお店で取り入れているゼロ・ウェイストな話を教えてもらいました。町内全戸配布なので、顔だしとか生活の一部が見えてしまうのはイヤかもしれないと心配でしたが、みなさん「私でよかったら」と快く引き受けてくれました。

 取材して改めて感じたのは、ゼロ・ウェイストには人それぞれ多様性があり、できる範囲で楽しみながら実践していくことが大事なんだなということです。

\ ゼロ・ウェイスト推進員さんの的確なアドバイス /

 上勝町には「ゼロ・ウェイスト推進員」といって、日頃からゼロ・ウェイストに関することに積極的に取り組んでくれている方々がいます。今回のガイドブック制作にあたっても協力していただき、もくじや各分別ページのレイアウト、ごみの行方、誤字脱字のチェックなど、ここにたどり着くまでに紆余曲折ありましたが、的確なアドバイスのおかげでわかりやすくまとめることができました。

修正箇所にチェックを入れた旧ガイドブック

\ 事業所の隠れた努力がここにある! /

 P42-43「ゼロ・ウェイスト認証制度」では、町内飲食店の仕入れ時の容器包装の削減や食品ロス防止のための調理の工夫など、ゼロ・ウェイストな取組について紹介しています。この制度は毎年更新があり、審査を通過したお店だけが認証店として認められています。ちょうど令和3年1月に更新があったので、最新情報を掲載することができました。

 また、ゼロ・ウェイスト活動を促進する取組みを行っている企業や団体についてもパートナー認定を行っており、現在は「象印マホービン㈱」が「BYO」の項目で認定されています。

(ゼロ・ウェイスト認証制度はこちら)

BYO…利用者が食器や容器ごみなどの代用品を持ち込むことで、ごみの発生抑制につながる仕組みを導入・周知している

カフェ・ポールスターのゼロ・ウェイスト認証ステッカー

\ これからもよろしくお願いいたします! /

 日ごろから町民のみなさまのご協力のもと、ごみの分別などで大変お世話になっております。おかげさまで、上勝町のごみはリサイクルがしやすいと引き取り業者からお声をいただいたり、町外から訪問されるお客さんからの注目度も高いです。最近ではゼロ・ウェイストをきっかけに移住を決めてくれた方もいたり、お問合せ内容にも含まれていることがあり、上勝町の取組みが注目されてていることを感じます。

 ごみの資源化をとおして、これからも本町の目指す持続可能な美しいまちづくりに努めてまいりますので、これからもご協力どうぞよろしくお願いいたします。