第7回ゼロ・ウェイストまちづくり推進会議 in みやま市

こんにちは。推進員のフジーです。
2020年1月24,25日に開催された、ゼロ・ウェイスト推進自治体が集まる
「ゼロ・ウェイストまちづくり推進会議」に行ってきました!


ゼロ・ウェイスト宣言自治体が年に1回集まる会


ゼロ・ウェイスト宣言自治体は、世界に100以上あると言われていますが、日本にもすでに4つあるとご存じでしたか?

①徳島県上勝町
②福岡県大木町
③熊本県水俣市
④奈良県斑鳩町

いつもなら順番に4つの町で開催するのですが、今回は初めて別の自治体で開催されました。
その名は、、、福岡県みやま市!
人口が約37,000人の、みかんが美味しいまちであります。


なぜ、みやま市なのか?

それは、みやま市が2番目に宣言した大木町と同じく、新設バイオマスセンターにて生ごみの有効活用をし始めたからです。

みやま市のバイオマスセンターの名前は、「ルフラン」 
☆ちなみに大木町は、おおき循環センター「くるるん」


大木町とみやま市、どちらかのプラントがトラブルになっても、相互に補完することができるそうです。助かりますね~。

収集してきた生ごみに異物が混入していないか確認中

収集してきた生ごみに異物が混入していないか確認中


生ごみの有効活用とは?

生ごみは、燃やすごみの中に4割(重量ベース)も入っていると言われます。
最近では、食品ロス(まだ食べられるのに捨てられる食品)も問題視されていますよね。

ごみに汚い・臭いというイメージがあるのは、生ごみが起因しています。
生ごみと一緒にされてしまうと、汚くなかったはずの資源まで汚れて、リサイクルできなくなってしまいます。

「生ごみを削減することが一番効果的」
だから上勝町も、ごみを減量するに当たって一番始めに取り組んだのは生ごみです。

だけど、多くの自治体では生ごみ収集に住民の協力を得るのは、すごくハードルが高い。
そんな廃棄物担当者泣かせの資源、生ごみ・・・


ですが、大木町とみやま市では、生ごみを各家庭から収集し、プラント内でバイオガスが発生するので、それで発電します。副産物に液肥もできるので、それを農家さんに使ってもらって農作物を栽培し、またそれが食卓に戻ってくる。

そう!食の循環ができるのです!

詳しくは、くるるんHP

会議では情報収集と悩み相談

ゼロ・ウェイストまちづくり推進会議は、水俣市の声掛けから始まりましたが、当初から「現場の担当者」で集まろう!というコンセプトです。どの自治体も常に進化し続けているので、毎年集まっても常に刺激になります。新しく担当になった職員の教育にも最適。パッションを持った人と話をするだけで新しいアイディアが湧いてくる。ちょっとくじけそうになっていても、同じ悩みを持った仲間と励まし合えると乗り越えられる、現場の人間にとっては、そんな大事な会になっています。


2020年度は、上勝町での開催になっています。
気になった自治体職員の方は、どうぞお問い合わせ下さい。
日本中の廃棄物担当者の悩みが、一つでも解決の糸口が見つけられますように。