Effort

上勝町役場の取り組み

上勝町役場ではごみ削減のため、
町民や専門家と共に様々な施策を考え、
実行に移しています。
ゼロ・ウェイスト宣言
2003年、町議会の全員一致で採択し、日本の自治体として初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を行いました。
日本のごみ処理のあり方を変えるためゼロ・ウェイスト運動を続け、上勝町に続く宣言自治体も誕生しました。
目標年の2020年を迎えるにあたり、これまでの成果を検証し、改めて2030年に向けた新ゼロ・ウェイスト宣言(2020年12月)を行いました。
ゼロ・ウェイスト推進基金
2004年、町内のゼロ・ウェイスト関連事業の推進を図るため「上勝町ゼロ・ウェイスト推進基金条例」を制定しました。 ご厚意の寄付金や分別によって得た資源の売却益は基金に積み立てられます。これまで、リユース食器の購入や、「ちりつもポイントキャンペーン(雑紙等を分別してポイントを貯めると日用品に交換できる)」の経費に使用されています。
ゼロ・ウェイストタウン計画

2016年、これまでの取り組みを評価し、持続可能で美しい未来を創るため「ゼロ・ウェイストタウン計画」を策定しました。
「ごみのゼロ・ウェイスト」、「暮らしのゼロ・ウェイスト」、「ゼロ・ウェイスト教育と啓蒙広報」の三つの分野で目標年(2020年)へのロードマップを作成しています。

ゼロ・ウェイスト推進協議会

2018年、行政と様々な立場の町民が施策を検討する「ゼロ・ウェイスト推進協議会」を発足させました。
現在は役場企画環境課、ゴミステーションスタッフ、ゼロ・ウェイスト推進員、ゼロ・ウェイストアカデミーが中心メンバーとなっています。

ちりつもポイントキャンペーン

焼却ごみから資源を救う「ちりつもポイントキャンペーン」では、雑紙等を分別して貯めたポイントを日用品と交換でき、月に一度抽選で1,000円の商品券が10人に当たります。
ごみ分別を頑張ってくれている町民への目に見えるお返しです。

ゼロ・ウェイスト推進員

2014年、ごみに関する町民からの相談や新しい施策の普及活動等を行う「ゼロ・ウェイスト推進員」を任命しました。
現在(2020.4)は7人の推進員が布オムツの使い方やノー・レジ袋キャンペーンの説明などの活動を行い、ゼロ・ウェイスト運動を陰から支えています。

庁舎内での取り組み

上勝町役場ではごみ分別の徹底はもちろん、事務用品のリユース、再使用できるオリジナル封筒の導入、セロハン窓封筒の順次廃止、会議では急須と湯飲みのお茶を出すなど、目につくところからゼロ・ウェイストを進めています。また、各課にあった電気ポットを保温ポットに変え、昼休みは消灯するなど省エネにも取り組んでいます。

ゼロ・ウェイスト認証
2017年、飲食店向けにゼロ・ウェイストに取り組む事業所を独自の基準で公的に認証する制度がスタート。各事業所は、従業員がゼロ・ウェイストの研修を受けていること、自治体の制度に則り分別やリサイクルに取り組んでいること、ゼロ・ウェイスト活動に目標を設定して計画的に取り組むことを前提に、8種類の基準で審査されます。