ゼロ・ウェイストとは、無駄、浪費、ごみをなくすという意味です。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、
そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
ごみは、どう処理されているのか、知っていますか?
大きく分けると「埋める」「燃やす」「リサイクル」の3つです。
しかし、それぞれに問題があります。
有害物質が漏れないよう厳重に管理された最終処分場が必要です。もちろん、その許容量には限界があります。現在の最終処分場の残余容量はあとわずか。もし、あなたの家の近くに建設すると言われたら、同意しますか?
まだ使える物が消えていきます。CO2も出ます。日本は最終処分場で埋め立てるごみの容量を減らすため、ほとんどを焼却しています。多くの資源を輸入に頼りながら、どんどん消費して、燃やしている。それが現実です。
焼却・埋め立てごみを減らすためのリサイクル。でも、プラスチックをリサイクルするには、きれいに洗うなどの手間がかかります。また、輸送や再資源化のためにコストやエネルギーが掛かりすぎる問題もあります。
そして今、問題になっているのが海洋プラスチックごみ。
そもそも世界には回収されずに放置されているごみがたくさんあるのです。
もう、ごみを“処理”するだけでは解決できません。
だから私たちが目指すのは、ごみを“生み出さない”社会なのです。
そのためには消費者、事業者、行政の連携が大切です。
ごみになるものがほとんどなく、
快適でストレスなく暮らしていける。
資源は循環して、
また誰かの暮らしを豊かにし、
美しい地球がいつまでも続いていく。
私たちはそんなゼロ・ウェイストな社会を目指しています。