こんにちは。
上勝町役場企画環境課の栗林です。
久しぶりに更新させていただきます！
１１月１６日、上勝町コミュニティセンターで「上勝町ゼロ・ウェイストタウン計画ビジョンＷ.Ｓ」が開催されました。計１８名の町民の方が上勝町の未来を考えるために集まってくれました。ゴミステーションスタッフ、上勝町議員、運搬支援スタッフなど、日頃お仕事でゼロ・ウェイストに携わっている方ももちろんですが、そうではない方たちも参加してくれており、さまざまな立場の方が意見交換できる機会となりました。
今回のテーマは、「ゼロ・ウェイストとは何か」ということで、ごみだけじゃないゼロ・ウェイストとは？自分にとってのゼロ・ウェイストとは？について考えるワークショップでした。開催の経緯としては、上勝町が2020年１２月に、2030年に向けた新しいゼロ・ウェイスト宣言を発表し、2030年に向けてどのようにゼロ・ウェイストタウンをつくっていくのか、の方針を示した「ゼロ・ウェイストタウン計画書」（以下「タウン計画」という。）の策定中であり、その計画書に、町民のみなさんの意見も反映させるべく、今回のワークショップが企画されました。
〈上勝町ゼロ・ウェイストタウン計画とは〉
上勝町が策定している計画書の１つ。持続可能で美しい未来を創るための第一歩として「ゼロ・ウェイストタウン上勝」形成のため、中長期的な視点で方針をまとめたもの。 2015年、上勝町の当時目標年だった2020年に向けて上勝町のこれまでの取組を評価し、2020年までできることをまとめたゼロ・ウェイストタウン計画が策定され、以降５年間様々な施策が実施された。2021年度は新たな目標年となる2030年までの行動指針をまとめる内容で計画策定が行われている。
〈ポジティブ／ネガティブなゼロ・ウェイストを書き出そう！〉
ワークショップでは個人ワークで、もくもくとゼロ・ウェイストのポジティブな面とネガティブな面をポストイットに書き出し、グループワークでそれぞれの意見について話し合いながら、なるべく早く取り組んだ方がいいことなどに優先順位をつけていきました。
聞こえてきた内容を一部ご紹介。
〈ポジティブな話〉
「古い物を見つけるとテンションがあがる」
「ゼロ・ウェイストを通していろんな人が集まってくる。」
「ポイント交換で商品をもらえたりするとメリットを感じる」
〈ネガティブな話〉
「ポイントカードも作らないし、くるくるショップも利用しない人がいる」
「洗剤を使ってまで食べかすなどを流すのは、本末転倒な気がする」
「サビた鎌が捨てられているが、研げば新品のようにきれいになって使えるのにと思う」
私は「サビた鎌」の話が印象的で、その話を祖母にしたら、「いまはどこにでも売っとるし、安く買えるけん、サビたり切れ味が悪くなったらすぐ買い換えてしまうんかもしれん。昔は研いで繰り返し使うんが当たり前だったけどな」と言っていました。こうした話を聞くと、新しい技術の開発も必要ですが、道具を大事に扱ってきた先人たちの習慣を引き継いでいくことも大切なことだなと思いました。今後どのようにタウン計画に反映されていくのか楽しみです。
〈ゼロ・ウェイストとは？〉
ワークショップ冒頭のあいさつで、進行を務めた合同会社RDNDの東さんとTUD株式会社の赤木さんが、「私のゼロ・ウェイストの１つは、同じ服を長く着ることです。」と話していました。私もそれに似たところがあって、古着が好きで大学生のころからはまっています。何十年も前に作られていた歴史とか、古着ならではの作りとか、雰囲気が好きで着ていますが、自分が好きでしていることがゼロ・ウェイストにもつながっていると、なんとなくラッキーな感じがしています。
ちりつもポイント制度やくるくるショップもすごく利用していて、いま狙っているのは３００ptで交換できる耐熱ガラス保存容器！また、この前はくるくるショップで素敵な取っ手付きのアーバングラスを手に入れて、飾って良し使って良しでとても気に入っています。これは上勝町ならではの、ちょっと得する仕組みなので、まだ利用していない町民の方にはぜひ利用してほしいなと思っています。
〈お知らせ〉
ワークショップの様子は、ゼロ・ウェイストチャンネルでライブ配信されていて、おかげさまで平均２０から３０名の方が視聴してくれていました。現在もゼロ・ウェイストチャンネルで公開しているので、ブログを読んでくれているみなさんも、お時間のあるときにぜひご覧ください。上勝町の雰囲気を感じてもらうことができると思います！
〈撮影〉
上勝町ゼロ・ウェイストチャンネルはこちら↓↓↓
〈上勝町ゼロ・ウェイストタウン計画ビジョンW.S〉
進行：合同会社RDND代表社員 東 輝実、TUD株式会社 赤木 真由