令和6年4月から分別数が45から43に減りました。
減ったのは、「白トレイ」と「金属製キャップ」の2種類です。
では、今まで分別していたこの2種類はどうなったのでしょうか?
白トレイ
「白トレイ」はプラスチック製容器包装(プラマークの付いたプラスチック)と一緒に出せるようになり、今後はさまざまなプラスチック製品の原材料としてリサイクルされるようになりました。
ではなぜ、プラスチック製容器包装と一緒にリサイクルすることにしたのでしょうか?
理由は2つあります。1つは、分別数を減らして町民の負担を軽減するためです。
2020年のゼロ・ウェイスト宣言を実現するために、第2期ゼロ・ウェイストタウン計画では「町民の負担軽減」に取り組むという項目があります。
もう1つは、リサイクルを促進するためです。
上勝町のように小さい町では、ごみの総量が少ないため、まとまった量になるまでストックヤードで保管しておき、トラック1車分ほどたまったら事業所に引き取りにきてもらっています。
しかし、白トレイの場合は業者の指定で袋にまとめて3~4か月ほど保管するため、せっかく分別したのにその間にカビが生えてしまうという問題が起きていました。
搬出頻度を増やせばカビが生える前に業者に引き渡すことができますが、その都度運搬費がかかってしまいます。
以上の理由から、白トレイは半年に1回の引き取りがあるプラスチック製容器包装と一緒に回収することになりました。
保管期間が長くなっても大丈夫なのは、圧縮して空気に触れにくくなることでカビが生えにくくなるためです。
金属製キャップ
「金属製キャップ」については雑金属と一緒に出せるように変更し、分別を業者にお任せすることで、町民の分別負担軽減およびゴミステーション業務の効率化を図りました。
以上から、現在の上勝町の分別数は13種類43分別です!
余談
紙パックの出し方が変わりました!
これまでは、プラスチックの口が付いているものは切り取って分別してもらっていましたが、業者でそのままリサイクルできることがわかり、切り取らずに出せるようになりました。
ペットボトルの受け入れ範囲が広がりました!
キャップとラベルを分別して中をすすいでもらうのは変わりませんが、これまでペットボトルとして受け入れができなかった、切ったものやマジックで字を書いたり色をぬったりしたもの、汚れが落ちないものもペットボトルとして出せるようになりました。