第2回ゼロ・ウェイスト勉強会

\小型家電リサイクルを知ろう!/

使わなくなったタブレットやパソコンはどうなる?

パソコンを分解して金を取り出してみよう!

 7月24日、高鉾公民館で夏休み特別企画・小型家電リサイクルの日関連イベントとして、上勝町の子供たちがパソコンの分解をとおして小型家電リサイクルの学びを深める体験をしました。

 分解の前に、土の中でどんな物が分解されて、何が分解されずに残るのかを実際にやって確認するために、みんなで色々な素材の物を土に埋めてみました。埋めた物は後日掘り出して調査する予定なので、その様子はまたお知らせします。 

 分解イベントは、(一社)小型家電リサイクル協会が主催で、愛媛県松山市と上勝町の協力により開催され、両会場をオンラインでつないで、松山市の子供たちと上勝町の子供たちがお互いのごみの集め方やリサイクル方法を伝え合ったあと「リサイクルは宝さがし」と題したセミナーを受け、(一社)小型家電リサイクル協会の金城正信会長から「金鉱石1トンから取れる金は4~10グラムだが、ノートパソコン1トンから取れる金は50グラムも取れる」「東京五輪・パラリンピックのメダルはリサイクル金属で作られた」などと教わりました。

 パソコンの中にはレアメタルといわれる希少な金属が使われていることや、きちんと分解することで、鉱山の土の中よりも、パソコンの方がたくさんの金属を集められることなどを知ったあと、子供たちは、小さなネジに苦戦しながらも楽しみながら、集中してパソコンの分解を進めました。 参加した子供からは「ネジを回すのに力が必要で大変だった。パソコンの中はキラキラしていて格好よかった。メダルになるなんて知らなかった。」と話していました。

 本イベント開催に際し、上勝町のパソコン類をリサイクルし、(一社)小型家電リサイクル協会会長も務められておられる金城産業株式会社様より、講師の派遣と解体用ノートパソコンをご提供いただきました。ありがとうございました。

~小型家電の取り扱い~

 上勝町ではノートパソコンやタブレットについては、これまで町外の家電量販店などへの持ち込みを町民へお願いしていましたが、今春から金城産業株式会社様のご協力のもと、実証実験の形で回収を行っているところです。