第5回ZW勉強会

第5回ZW勉強会では、京都府亀岡市の「プラスチックごみゼロ宣言」の視察へ。

亀岡市といえば保津川下りで有名ですが、「プラスチックごみゼロ宣言」を行い、プラスチックごみ削減への取組みにも注目度が高いのをご存じでしょうか。

プラスチックの中でも特にレジ袋の廃止に力をいれており、市内の事業所ではレジ袋の配布は有料であっても条例で禁止されています。

(気になる方はこちらをご確認ください→亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例

ですので、基本はエコバッグの持参を呼びかけていますが、どうしても必要な場合は紙袋を有償で提供してもらうことができるそうです。

亀岡市HP(なぜ今、「プラスチックごみゼロ」に取り組むのか)より引用

きっかけは保津川下りの船頭さんが保津川に流れ着くレジ袋の切れ端や発泡スチロール、ペットボトルなどの漂着ごみを拾う活動をはじめたこと。

現在はNPO団体や行政、市民等へと広がり、企業連携も進んでいるようですが、「プラスチックごみゼロ宣言」を行う際には、地元の反発もあったようです。

しかし、「未来の子どもたちにのために」という視点で話し合った結果、やってみようかという話になり、現在ではやってよかったという声をいただけているとのこと。

この点は、上勝町のゼロ・ウェイストのはじまりと共通する部分ともいえます。

また、最終処分場の延命のためこれまで埋め立てごみとして回収していた、小型家電や容器包装プラスチックなども分別して回収するようになり、10年延命できるようになったそう。

しかし、埋め立てごみの中にはまだまだ資源が混在している現状があり、最終処分場では次々に運ばれてくるごみをスタッフが手選別していました。

このように、プラスチックだけでなく、そのほかのごみについても資源化や排出の抑制にどのように取り組んでいくかが今後の課題とのことでした。

亀岡市はこうした取組みの情報発信の拠点として、「Circular Kameoka Lab」を2024年8月にオープンしています。

また、亀岡市のHPでは取組みについて公開しておりますので、興味のある方は、下記をご覧ください。↓↓↓

ABOUT-施設概要- – 亀岡市公式ホームページ